日本史をマンガで学ぶことは可能か?歴史ものコミック評と、おすすめ作品
2020/06/02
結論から先に言うと、マンガで日本史を学ぶことは難しいと管理人は思っています。ただ、日本史に関心を持ち、歴史の勉強が好きになるキッカケにはなるかもしれません。
<この記事は中学〜大学受験まで広範囲の受験生向けです>
以前「服を着るならこんなふうに」というコミックをブログで紹介しました。
その中で「服を着るならこんなふうに」をこうほめました。
〜この種のマンガは、マンガ本体にはあまり情報が無く、マンガの最後に文章ページがあって、そこに情報があるという構成になっていることが多いです。で、文章ページは別に面白く無いので読み飛ばしちゃったりして、結局あんまり知識が頭に入らない、ということになりがちです。←※今回の記事では、これを「勉強マンガの法則1」と呼ぶことにします。
「服を着るならこんなふうに」では、マンガ本体の中で、情報は全てキャラたちの会話の中で語り尽くされている点が良いと思います〜
歴史、古典を対象にしたコミックは、少なからず出版されています。ではそれら作品の実力はどうでしょうか?管理人がこれまでに買って読んだことがある日本史マンガを評価してみたいと思います。
日本史マンガ
「ねこねこ日本史」
絵柄の可愛さと、NHKでアニメ化されていることにダマされて買ってしまいました。勉強マンガの法則が典型的に当てはまる顕著なマンガではないでしょうか。マンガ本編自体の情報量の少なさは、他の作品の追随を許しません。
「日本史探偵コナン」シリーズ
「ねこねこ日本史」に準じます。コナンや博士は、最初と最後にちょろっと挨拶に来てくれますが、基本的には活躍するのは、ポケモンのサトル少年みたいな雰囲気の、誰コレ?な主人公です…。
学研の「まんが日本の歴史」シリーズ
この記事のために久しぶりに手に取ってみましたが、割とマンガ本編に情報を盛り込んでいる印象ですね。「勉強マンガの法則1」的な観点からは、良い本だと思います。ただマンガ本編がそんなに面白くありません。「勉強マンガの法則2」ですね…。ムロタニツネ象先生…。
「信長の忍び」シリーズ
これは笑えて、絵も良くて、それでいてマンガ本編の情報量もなかなかです。大変タメになります。ただ残念なのは、情報が織田信長周辺限定なんですよね…。受験の日本史には、戦国時代そんなに出ません…。
アニメ化もされています。
上のリンクから番宣のポスターみたいな画面が見えますが。
真ん中が主人公ちどり、大きく描かれているのが信長、浅井長政、本願寺顕如、そのほか光秀、秀吉、お市の方、お市の方に抱っこされている茶々、森可成、雑賀衆の雑賀孫市なんかが描かれてますね。あと遠藤直経、磯野員昌、斎藤龍興、如春尼、下間頼廉となってます。歴史上の人物ではないのは、ちどりと横の白い帽子をかぶった助蔵クンぐらいですね(千利休ではありません)。
第3期「姉川・石山編」ということで、信長・浅井長政・本願寺顕如の3人が大きく描かれていますね。
主人公のちどりの声は人気声優の水瀬いのりさんが担当されてます。この方の演技力の幅広さには感心させられますね。
管理人は「信長の忍び」のアニメ版が大好きで、アニメ第4期がいつ始まるのかと心待ちにしています。
※注1 第4期が始まっていて、サイトへのリンクが切れてしまっていたらごめんなさい。思い出し次第、直します(2020/5/30前もって記す)。
原作コミックはこちら↓。原作はアニメより内容が多いです
重野なおき「信長の忍び」
アニメ版のちどりの方が可愛いですね…って、重野なおき先生、ごめんなさい。
今日はこのへんで。
それではまた…。