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【エレベータ編】ーお作法としての通学「電車道」

2021/04/28
【大学新入生向け記事】 0
高倉健さん主演の映画で、「鉄道員(ぽっぽや)」という作品がありましたよね。鉄道業界というと、あのような男の世界、男の職場をイメージされる方が多いのではないでしょうか。

鉄道業界に飛び込む女子が増加中


最近までは実際その通りでした。以下は「東洋経済オンライン」の2016/1/15付け記事「鉄道員養成の名門校に意外なライバルが登場」という記事からの引用になります。

「これまで長く鉄道業界は「男の職場」という雰囲気があった。事実、10数年前までは男性が8割以上を占めていたが、近年は多くの女性の進出がめざましい。」

実際近年は、駅構内でピシッと制服に身を包んで凛々しくたち働く女性社員の姿を大勢見かけるようになりましたし、乗車中も女性運転士さんの清々しいアナウンスを聴く機会も増えています。

高校の鉄道科も、近年は女子の進学が増えているそうです。

こちらは、岩倉高等学校運輸科の生徒さん(上記東洋経済オンラインの同記事より引用)。

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こちらは、岩倉高等学校のwebサイトより画像引用。
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こちらは、昭和鉄道高等学校鉄道科のwebサイトより画像引用。
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こちらも、昭和鉄道高等学校鉄道科のwebサイトより画像引用。
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電動クルマ椅子の階段上げ下げは当然の業務?


さて最近、伊是名夏子さんという、障がいを持たれる政治家の方が、JRから乗車拒否を受けたとされる案件について、盛んに議論されていますね。

議論は未だ落ち着いておらず、今週月曜には社民党がツイッターで「JR乗車拒否問題」について「JRが対応の過ちを認めず、伊是名さんに謝罪をしていない」、また「JRには」「正式な謝罪を求め(る)」と発信したことが話題になりました。

電動クルマ椅子というのは、人が乗っていない状態で80キロを超えるそうです。だいたい50ccのスクーターと同じくらいの重量ですね。

こちら「ゆるキャン△」の主人公「リン」の愛車、ヤマハジョルノ」になります(ヤマハのwebサイトより画像引用)。だいたいこれ一台に相当するということですね。

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伊是名夏子さんは、小田原駅で、乗車予定時刻30分前に、熱海の一ッコ先の来宮駅での、電動クルマ椅子の階段昇降を要請したといいます。

小田原から来宮まではわずか24分なので、54分後に来宮駅で電動クルマ椅子の階段昇降を実施できる体制を組むよう、要請したということになります。

数日前から要請を受けていれば、JR側もガチムチの屈強な男性社員で万全の布陣を整えることもできたでしょう。でも54分でとなると…。当日近隣駅(まぁ熱海駅ということになりますが)に出社・勤務していて、引き抜いても鉄道運行にすぐには影響しない業務に従事している社員となると、現実的には候補者は女子社員ばかりという可能性もあるのではないでしょうか。

電動クルマ椅子を運ぶには大人が最低4人必要だといいます。

簡単そげに聞こえますが、例えば男性社員2人+女性社員2人、なんなら鉄道高校卒業したての女の子4人で、駅の急な階段を、先ほどのスクーター「ジョルノ」を運搬して降りるところを想像してみますと、伊是名さんがかなり危険で大変な業務を要求したことが実感できます。

80キロ割る4=20キロですが、しっかりと持つことができる部分が4箇所に均等に設置されているわけではないので力も入れにくいでしょうし、実際にはずっと重く感じるのではないでしょうか。

タイヤがついているので、手を離して落としてしまったら、階段を勢いよく転がり落ちいていく可能性もあります。

降り階段で下側を受け持った人などは、手を滑らせて落とした電動クルマ椅子に、後ろ向きに押し倒されて後頭部を強打し、最悪死亡したり、一生後遺症が残るような大けがをする可能性もありますね。

鉄道科では障がいのある方のおもてなしも学ぶようです(以下は昭和鉄道高等学校鉄道科のwebサイトより画像引用)。でもやはり、例えば娘さんがそんな危険な業務を要請されたらと思うと、足がすくみます。

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階段の下を歩いて通りがかった一般乗客も、勢いよく転がり落ちてくる電動クルマ椅子に直撃されたら、ひとたまりもないでしょうね。

こういった事故が起きても、運搬要請をひとたび請け負った以上はJRの責任になりますし、階段の上で高みの見物を決めこんでいる伊是名さんがなにか責任を負うこともなく、むしろ電動クルマ椅子の弁償を要求することでしょう。

こう考えてみると、熱海駅での降車を懇願したJRに対して、「JRに乗車拒否された!」と炎上案件化を試みたのは、やはりJRの社員さんたちに対して酷すぎるように思えます。

それに乗車拒否も何も、強行乗車し、しかもJRの奮闘で来宮駅では結局電動クルマ椅子の運搬をしてもらったわけですし…。結果というか事実は、乗車拒否ではないと思うのですが…。本来は不発だった筈の「乗車拒否案件」を無理筋で炎上させているというか…。

伊是名さんご一行は、ホテルやレストランについては事前に予約されているということです。

「JRのおでかけネットの駅情報はわかりにくく、来宮駅にエレベータやスロープがないことが事前にわからなかった」とおっしゃっていますが、政治家でもある伊是名さんと彼女を支える一行が、そんな情弱なはずがありません。

事前にJRに協力を予約しておくつもりはもとからなく、今回の到着54分前の来宮駅降車要請は、障がい者がいつでも・予約など必要なく・自由に交通機関を利用できる社会の実現を目指す伊是名さんが、意識してとったタイミングだと思います。

なお小田原駅からの乗車30分前に要請を行ったというのは、十分に余裕を持って連絡したというexcuseのためだと思います。

利用者側からしてみれば十分に余裕を持ったタイミングで、しかしJRにとっては直前で対応が大変難しいタイミングを測り、あえて降車拒否されることにより炎上させ、ネット世論やマスコミを利用して交通機関に大きなプレッシャーをかける。これが彼女の思い・決意だったのではないでしょうか。

お作法としての「電車道」、「エレベータ編」


まぁ、こういった障がい者さんたちの闘争の成果なのかはわかりませんが、駅にエレベータの設置は確実に増えていっていますね。

鉄道会社がエライなと思うのは、エレベータをもっとも便利な場所=改札に近い場所に設置している事例が多いように見受けられることです。

ただ残念なのは、ホームから駅の外に最短で出られるような便利な場所に設置されている場合が多いことから、特に何も荷物を持っているわけでもない元気で健康そうな人たちが、電車から降車後、競うようにエレベータに殺到するシーンをよく見かけることです。

エレベータは、以下のような人がいつでも・必要な時に・待たずにすぐ、使用できるよう、利用を控えるようにしたいものです…。

  • 障がい者さん
  • 妊婦さん
  • ベビーカーを押している人
  • 幼い子を抱いている人
  • 大きなスーツケースを持っている人
  • 両手いっぱいに荷物を持っている人
  • 歩くのが辛そうな年配の方

ちなみに私は圧倒的に階段派。駅で上り階段を見かけたら、無料のジム見っけ!と喜んでいます。

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