青学 vs 明治、人気はどっち?「志願者数が多い大学」ランキング【東洋経済オンライン】
2021/06/07
一週間ほど前、「東洋経済オンライン」が「最新!『志願者数が多い大学』ランキングトップ50」という記事をネットで公開していました。上の表は、今年2021年3月の志願者数のランキング表(1〜25位)です。
「東洋経済オンライン」視点での分析と評価については記事本文を直接読んでいただくとして、何点か私が感じた事を3日連続で書きたいと思います。
本日は第一弾です。
記事本文はこちら→「最新!『志願者数が多い大学』ランキングトップ50」
明治が青学よりはるかに人気があるって本当ですか?
「東洋経済オンライン」のランキング表を見ると、明治大学(第3位)の方が青山学院大学(第19位)より、ずっと人気があるように見えます。これ、私の肌感覚と合わないんですよね。
確かに偏差値・難易度は明治大学のほうが上なのかもしれませんが、人気はまた別の話だと思うのです。
青学は、この大学のイメージと渋谷でのキャンパスライフに憧れる学生が日本中から集まってくる、人気大学のイメージがあります。
またデータがあるわけではなく感覚的なものに過ぎませんが、ブックオフの赤本コーナーでは青学の赤本は割とすぐに買われて消えてしまうが、立教を除くマーチ他大学は結構長く残るように見受けられます。これも私の「青学(と立教)はやはり人気が高い」という印象になっています。
「東洋経済オンライン」のような結果になっている理由の一つに、全学部統一入試と共通テスト利用入試の方式の違いの影響が多分にあるんじゃないかと思いますね。
話が長くなるので、全学部統一入試にマトを絞って比較して見ますね。
以下が両大学の全学部統一入試方式の募集人員・志願者数・競争率を表にしたものです。志願者数・競争率共に明治大が上に見えますね。
大学 | 募集人数 | 志願者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
明治大 | 760 | 16,342 | 21.5 |
青学大 | 597 | 8,539 | 14.3 |
でも両者には入試方式に以下の重要な違いがあります。
- 青山学院大学「全学部日程」同一日程で一斉入試。学部間併願不可。
- 明治大学「全学部統一入試」同一日程で一斉入試。学部間併願可。
仮に明治大学の全学部統一入試方式の志願者が、平均3学部に併願すると考えると(データは公開されていないため、これまた私の肌感覚に過ぎませんが)、実質はおそらく下表あたりになり、人気は逆転するだろうと思います。
大学 | 募集人数 | 推定実質志願者数 | 推定実質倍率 |
---|---|---|---|
明治大 | 760 | 5,447 | 7.2 |
青学大 | 597 | 8,539 | 14.3 |
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