i の大学受験・進学情報

【得点開示】社会人が日本史B・世界史B・地理Bを解いてみた【共通テスト第1回】

2022/01/07
【受験情報・勉強法】
共通テストの地歴公民系科目のうち、特に現代社会・地理・政治経済は、ニュースや時事問題に明るく一般常識があれば、ノー勉でもかなりの得点が取れるといわれています。

また ii の受験勉強をサポートしていたときに感じたのですが、日本史Bは頻出問題が大部分を占め、過去問対策を行うだけで高得点が取れそうに思います。

今回、年末年始休暇を利用して、共通テスト第1回の日本史B・世界史B・地理Bを解いてみました。

目的は以下2点を確認(証明)することです。

  • 地理は、一般常識だけでもかなりの得点が取れる
  • 日本史・世界史は、過去問対策だけでも十分な高得点が取れる

なお、目的の2番目「過去問対策を行うだけで高得点が取れる」か検証するために、間違えた問題をしっかり復習してから、共通テスト第2回も解いてみるつもりです。

得点開示の前にワタクシ i のスペックです。

  • 自身のために日本史・世界史・地理の受験勉強を行った経験無し。
  • 日本史・地理は、ii 浪人時代に過去問対策をサポートした経験有り。間違った問題の要点整理等。
  • 世界史は、全くノー勉。

さて、得点です…。



科目i 得点i 所要時間i レベル(段階)受験生平均点
地理B 84点 1:00 レベル 9 60.1点
日本史B 73点 0:41 レベル 6 64.3点
世界史B 52点 0:41 レベル 4 63.5点

各科目所感です。

地理B


  • 知識で即答できる問題がほとんど無い。
  • 全ての問題が、グラフ・表・地図を分析して回答する形式。
  • 知識が無くても、一般常識をもとに考えれば解ける問題。
  • 逆に、グラフ・表・地図を分析して思考しなければ解けない問題ばかり。
  • 膨大な量のグラフ・表・地図が与えられるため、回答に大変時間かかかる。また非常に疲れる。
  • 実際、ワタクシ i も少々時間オーバー。
  • 本番なら、焦りから終盤の正解率はもっと下がったはず。

日本史B


  • 歴史問題だというのに、一般常識をもとに考えれば解ける問題が意外に多い。
  • 史料文が多いが、史料文はサービス問題と言える。
  • 史料文に対して複数の設問が出題されるが、史料文中に正解がある設問が1問は出題される。
  • 史料文を飛ばさず読めば、日本史の知識が無くてもこれらの設問である程度点が取れる。

世界史B


  • 歴史問題だというのに、一般常識をもとに考えれば解ける問題が案外ある。
  • 日本史の知識、特に日本の外交史の知識で解ける問題が意外にある。


全体


  • 地理は、グラフ・表・地図を分析して思考すれば解ける問題がとても多い。
  • 日本史も、史料にしっかり目を通せば解ける問題が結構多い。

資料や史料を読ませて思考させる…最近の流行りだと思いますが、解いていて実にツマラナイです。

従来の、知識の詰め込みで勝負するスタイルの方が、勉強するのも問題を解くのも楽しいと思うのは私だけでしょうか。

クイズ番組の地理・歴史ジャンルでこんな問題を出したら、つまらなくてみんなチャンネルを変えてしまいますよね。