「言いかえ図鑑」。受験生との会話に応用できる。
2022/11/22
先日、ベストセラー「言いかえ図鑑」を読みました。
あまりよろしく無い言い方の例とその理由 vs ベターな言いかえとその効果、これがワンセットで見開き1頁になっており、とても読みやすい本です。 ![]() |
この本の中には、受験生との会話に使えそうな「言いかえ」も多数紹介されていました。受験生との会話に応用してアレンジしたものを、いくつかご紹介してみたいと思います。
「大変だね」
- 表面的すぎる。
- 言いかえ→「勉強が忙しいんだね」
- 具体的にねぎらってあげよう。
「疲れてる?疲れた?」
- マイナスワードである。言われた方の気持ちはマイナス方向に引っ張られてしまう。
- 言いかえ→「元気?」
- ポジティブワードを使おう。
「勉強、うまくいってる?」
- イエス・ノー・クエスチョンである。うまくいっていない場合は、相手を追い詰めてしまう。
- 言いかえ→「勉強、最近どう?」
- オープン・クエスチョンを使おう。自由に回答できるので、問われた側も答えやすい。
「やっぱりダメだったね」
- 本命校を落ちた場合などに使いがちな言い方。本人に対してもともとマイナス評価をしていたことがわかる表現である。
- 言いかえ→「よく頑張ったのに、残念だったね」
- 相手の労をねぎらってあげよう。
「やっぱり合格すると思っていたよ」
- 自分の予想通りだった、自分は正しかった、という自負が含まれており、嫌味に響く場合がある。
- 言いかえ→「すごく頑張っていたから、合格して嬉しいよ」
「失敗しないでね」
- 受験当日などに言いがちな言い方。プレッシャーが高まってしまう。
- 言いかえ→「いつもの調子でね」
- 安心感を与える言い方で送り出してあげよう。
おしまい。