【防衛大一次試験】倍率・競争率は?一次試験合格者数から推測【2020年度】
2019/11/28
防衛大学校一般採用試験一次試験の倍率・競争率はどれくらいなのでしょうか。これが見当つかなくて、ii ともども、一次試験発表前は大変落ち着かない思いをしました。
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代々木ゼミナールの大学入試難易ランキングを見ても、防衛大学校の偏差値などは記載されていません。赤本の入試データや防衛大学校の採用試験情報を見ても、難易度はもちろん倍率・競争率さえ開示されていません。そこで ii の受験経験をもとに、一次試験の倍率・競争率について書いてみたいと思います。
※ ii マークツー。ぼくの子どものブログ内呼称。防衛大学校最終合格者。
赤本の入試データや防衛大学校webサイトでは、一次試験倍率はわからない
赤本の入試データや防衛大学校の採用試験情報を見ても、そこには最終合格者数と、最終的な倍率・競争率しか発表されていません(ちなみに例年20倍を優に上回ります)。一次試験でまずどれくらい絞り込まれるのか、この倍率・競争率の情報は公開されていません。
2020年度防衛大学校一次試験合格発表から、一次試験倍率を推測してみる
(※2020年度入試の話です)
防衛大学校の一次試験の合格発表は、自衛隊各地方支部(「地本」))単位で実施されます。そこで今回、各地方支部が2019/11/27に発表した、2020年度の結果を全て採集して集計してみました。
なお合格発表(合格者受験番号一覧表)からは、以下のように様々な情報を読み取ることが可能です。
- 受験者の男女の別
- 受験者の理系・文系の別
- 受験者の出身都道府県
結果、一次試験合格者数は以下の通りでした(多少の集計ミスはあるかもしれません)。
- 文系:1,025名(男子608名、女子417名)
- 理系:3,860名
今年の受験者数はまだ発表されていませんので、過去3年間の平均を用いて、大体の一次試験倍率を推測すると以下のようになります。
- 文系:5,415 ÷ 1,025 = 5.28倍 (男子5.26倍、女子5.32倍)
- 理系:7,289 ÷ 3,860 = 1.89倍
過去3年間、文・理ともに受験者は下がり基調にあるようですので(推薦入試に力を入れているのかもしれませんね)、実際には2020年度はもう少し倍率・競争率は下がるかもしれません。
2020年以降正確な受験者数が判明したら、分母(受験者数)を改めて一次試験倍率を更新したいと思います。
防衛大オフィシャル入試情報と当ブログ関連記事
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