最も過酷な競技、それは受験である
2020/04/11
昔々ですが、「エースをねらえ!」ってアニメがありましたね。子どもの頃、このアニメの放送は毎週リアタイで見ていたものです。
「リアルタイムね」

テニスとボクシングは孤独で過酷な競技である
マンガ原作も、文庫版ですが大人買いで全巻持っています。
山本鈴美香「エースをねらえ! 全10巻・全巻セット」
ちなみにマンガでよくある、数年後に死ぬことが予め定まっているが直前まで生活に支障ない病気を、私は「宗方コーチ病」と呼んでいます。最近だと『君の膵臓をたべたい』のヒロイン桜良(さくら)が、膵臓のほうがちょっと宗方コーチ病でしたね…。
『エースをねらえ!』のアニメのオープニングテーマの歌詞の中に、こんな詞がありましたよね。記憶で書いてますので、一部違ってるかもしれませんが…。
コートでは、だれも、だれも一人きり。
私の愛も。私の苦しみも。
だれも、わかってくれない。
テニスは個人競技ですからね。コートに上がると本当に孤独でしょうね。
過酷で孤独な戦いというと、ボクシングもまた、すぐに思い浮かぶ競技の一つですよね。リングの上で、恐ろしい強敵と殴り合い、血まみれの死闘を繰り広げるわけです。死ぬことだってありえます。
「文字通り、死闘やね」

私はヘタレの隠キャですが、ボクシングは好きで、テレビでやってるとついつい見入ってしまいます。でも正直に言うと、選手たちのパンチが当たってるのか当たってないのか、見ててよくわかっていません。あまりにも高速すぎて…。
「ボクサーの視力なら」

「ピストルの弾かわせそうやね」

さてここからはギャグとして聞いて欲しいのですが、
日本で最も孤独で過酷な競技、それは受験であるッッ!
受験は完全な個人競技であり、チームプレーは全く認められていません。もし試合(受験)中にチームプレーなんてものを行おうものなら、チート行為(カンニング)として即退場になります。
ボクシングなんてチートしまくりですよ?一流のコーチ陣が何人もすぐ後ろにいて、「さっきのパンチが足にきてるぞ!右に回り込んで、左脇にミドルブローだ!」とかなんとか、正解を教えまくってくれますよ?
受験では親でさえ、選手(我が子)の横に立って問題文を見ながらコーチするなんてチート行為、認められてませんよ?
それどころか、関係者は競技場(受験会場の大学キャンパス)の中にさえ入れてもらえないんですから…!!
競技中(受験中)は、ボクシングと同等かそれ以上の集中力・反射速度・頭の回転数が求められます。
今後はオンラインで試合(入試)を行う団体(大学)も現れるかもしれません。その場合、競技(受験)はもはやe-sportsですね…!
競技人口百万人以上…!
もう一つ特筆すべきは、競技人口の多さですね。競技人口は、そのスポーツの頂点のレベルの高さを表すものですから。
下記の記事によると、日本ではボクシングのプロテスト受験者数というのが、2016年は620人だったそうなんですね。
ボクシングのプロテストに比べて、大学のプロテスト(入試)の受験者数はすごいですよ?2020年は、センター試験だけでも520,000人が受験したんですから…!
人生を賭けて戦う少年少女たち…!
しかし受験を真に過酷なものとしているのは、やはりコレ↓でしょうね…!
- しばしば結果に人生がかかってくる
- 一年に一回しか挑戦させてもらえない
「ちなみに『ウィーン宮廷料理人試験』は」

「受験機会は一生に一回だけや」

合格を勝ち取って大学に進学した皆さんは、大いに誇っていいと思います…!
今日はこのへんで。
それではまた…。